■有効技
あらゆる種類のパンチ・キック、首相撲でのヒザ蹴り等
■反則
①ヒジ打ち・首から上へのヒザ蹴り・後頭部へのパンチ・上腕や前腕部分での攻撃・金的や下腹部への攻 撃・頭突き・サミング・噛みつき・オープンブロー・ホールディング(けり足をつかんでの攻撃は 1 回の み、つかんで 3 歩以上の移動は禁止)攻撃に繋がらないプッシング・投げ技(首相撲による崩しは有効。 足掛け・腰投げ・サバ折りや、下半身に手をかけて相手の後頭部をリングに叩きつける行為は禁止)・ 絞め技・関節技・倒れた相手への攻撃。後ろを向いている相手への攻撃・ロープを掴むこと・相手を場外 に出そうとすること・自ら場外に出ること・自ら倒れこむこと。
②逃避行動・消極的姿勢・時間を浪費する行為(捨て身技等による掛け逃げ含む)
③無意味な発声・レフリーや相手に対する暴言・抗議・威嚇・挑発・侮辱行為。セコンドや応援者による 暴言もレフリー・ジャッジ・主催者の判断により該当者に対して退場を言い渡し、従わない場合は選手を 反則負けとすることがある。
④レフリーの指示に従わない。不満・不服の態度を取ること。判定への異議。
⑤セコンドによる試合中にロープを触る、リングを叩く行為。
■注意・減点・反則負け・失格
①試合開始を遅らせたときは減点1とする。試合開始時にコーナーにいない場合は不戦敗とする。
②1試合の間に、反則による注意2回で減点1とする。減点3で判定負けとする。反則行為が悪質または 故意であるとレフリーが判断した場合、1回であっても減点や反則負けとなる場合がある。
③偶然の反則によるダメージで試合続行が不可能な場合は、第1ラウンドであればドローとする。第2ラ ウンドであれば、それまでの採点で勝敗を決定する。反則時の状況により減点を課す場合がある。
■チャンピオンシップ
①各階級にチャンピオンを設ける。
②タイトルマッチは1分30秒×3ラウンドで行われる。
③延長戦はなく、ドローの場合はチャンピオンの防衛となる。
④チャンピオンは継続的に防衛の義務があり、怪我・負傷等による正当な理由で防衛戦ができない場合、 実行委員会の決定により暫定チャンピオンを置くことができる。
⑤チャンピオンのノンタイトル戦の出場もありうる。
⑥チャンピオン不在による王座決定戦の場合は、実行委員会が認定した選手同士で決定戦を行う。 この場合1分30秒×2 ラウンドで行い、延長戦ありとする。
■勝敗の決定
【ダウン】
有効な攻撃を受け、足の裏以外の部分がマットに付いたとき。レフリーがスリップと判断した場合を除い て、ダメージの蓄積やスタミナ切れですぐに立てない場合、ダウンとすることがある。
【スタンディングダウン】
有効打を受け続け反撃できないとレフリーが判断したとき。首相撲で反撃の意思がなく相手の攻撃を防 御し続けると、ダメージがなくてもスタンディングダウンとなる。
【KO】
有効な攻撃によりダウンし 10 カウント以内にファイティングポーズが取れないとき。
【TKO】
①1 ラウンド中に2度ダウンしたとき。もしくは第1ラウンドに1回・第2ラウンドに1回、合計2度 ダウンしたとき。
②有効な攻撃によりダウンし8カウントまでに立ち上がれないとき。
③試合続行が不可能または戦意喪失したとレフリーが判断したとき。
④選手またはセコンドが棄権の意思表示を行ったとき。(タオル投入など)
【判定】
3 名のジャッジがラウンド毎に10点法で採点し、2名以上の支持を得た選手が勝者となる。
ドローの場合は1分間のインターバルの後、1分間の延長戦(絶対判定)
【判断基準】
①クリーンエフェクティブヒット(有効打:パンチ・キックを同等に評価する)
②アグレッシブシップ(攻撃・積極性)
③ディフェンス(ガード)
④リングゼネラルシップ(主導権支配)
【採点】
互角10-10、優勢10-9、ダウン10-8
ダウンを奪われた選手がラウンドを通して見ると、やや優勢な場合でも、ダウンを取った選手の10-9優勢となる。ダウンを奪い返すか、圧倒的優勢でない限り10-10とはならない。 第1ラウンドは、ダウンカウント中に終了時間になってもカウントは続行する。第2ラウンドはダウンカウント中でも終了の合図でカウントを止め判定となる。 上記に定められた以外の問題が生じた場合は試合を中断し、レフリー・ジャッジ・主催者が協議する。